大東建託(東京都港区)は5月20日、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019〈総評レポート〉」を発表した。全国の自治体の居住度満足度を調査したもので、住み心地と人口増加には高い相関性があることなどが分かった。
同調査は全国1896自治体居住の20歳以上の男女18万4193人を対象に、居住地満足度を調査したもの。首都圏など地域ごとのランキングも1年かけて出してきた。ポイントは(1)住み心地が良いのは生活利便性と住環境が両立する場所(2)地方では合併しなかった街と新興住宅地が高評価(3)住み心地と人口増加の高い相関関係-の3つだったという。
(1)は首都圏版トップ3の広尾駅、市ヶ谷駅、北山田駅などが代表例。地方だと生活利便性の良い中心部と近郊の新興住宅地が評価され、福岡県版トップの六本松駅、宮城県版トップの勾当台公園駅などがあげられている。(2)は石川県版トップの野々市市、愛媛県版トップの松前町が代表例。
(3)は住み心地の良さと人口増加には深い関係があるとし、30人以上の回答が得られた全国987自治体の人口増加率と住み心地の偏差値を下記のグラフで示した。
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