全国の空き家の調査から情報提供までを行う空き家活用(東京都港区)は5月18日、同社が提供する空き家活用データシステム「AKIDAS(アキダス)」の初期費用30万円(税別)と初回1カ月の利用料を無料にする“フリープラン”の本格提供を開始した。新型コロナウイルスの影響を受け、全ての不動産事業者に対する事業支援の一環として提供するもの。
「AKIDAS」は、空き家を活用したい不動産関連事業者へデータベースを提供するサービスとして同社が2018年から提供開始。空き家と想定される物件を自主調査によりデータベース化し、1都3県、中部、関西を中心とした空き家調査件数13万7504戸のうち収益性が高い3.7万戸を閲覧可能とする。地域の現地調査員を雇用し、空き家物件の特徴・詳細、また登記簿謄本をデータベースに登録し、1年に2回ほど訪問してデータを更新。現在152の事業者が利用登録している。
通常の料金プラン(税別)は、スタンダードプラン(初期費用30万円、月額利用料10万円)と、プレミアムプラン(初期費用30万円、月額利用料15万円)。詳細データ(登記簿謄本など)の取得件数は、スタンダードプランが50件/月、プレミアムプランが100件/月。フリープラン(1カ月限定)では、物件閲覧が無料、詳細データ取得が1件/月としている。
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