不動産情報サイト事業者連絡協議会(=RSC、東京都千代田区)は、2011年の「不動産情報サイト利用者意識アンケート」を実施し、その結果をまとめた。この調査は、同協議会がホームページおよび会員の不動産情報サイト上で消費者向けに毎年行っているもので、今年は6月22日~9月22日に実施した。有効回答数は915。
まず、インターネットでの物件検索後、実際に不動産会社に問い合わせをしたか聞いたところ、昨年よりも5.2ポイント高い7割超(72.5%)が「問い合わせをした」と回答。賃貸・売買の物件別にみると、売買物件の問い合わせ率は77.0%にのぼった。賃貸物件の問い合わせ率は65.8%にとどまったものの、昨年(53.1%)と比べると12.7ポイントも上昇した。
問い合わせ後、不動産会社を訪問したかという問いには、74.8%が実際に訪問していた。さらに不動産会社を訪問後、物件を契約したかについては約6割が「契約をした」と答え、昨年比11.4ポイントの大幅増に。RSCでは「震災による春の需要期の後ズレも影響しているのでは」と推測している。
また、不動産会社に求めるものとしては1位「正確な物件情報」、2位「物件に対する詳細な説明」、3位「周辺環境など地域情報の提供」が上位に入った。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。