ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)は5月14日、同社が運営する住宅・土木・不動産業界の経営革新情報サイト「HyAS View NET」の登録会員を対象に実施した「新型コロナウイルスによる事業影響と今後に向けた対応策実施に関する調査」(実施時期=4月28日~5月8日、回答数=104件)の結果を発表した。
直近3月、4月の集客、契約(受注)の動向について聞いたところ、集客件数については前年同時期比で「ダウンしている」が7割以上、特に「30%以上ダウン」が3割を超えた。
請負事業者の受注残の動向では、6割以上が前年同時期比で「ダウンしている」と回答した。足元の業績に関わる竣工(引き渡し)については46.5%が前年同時期比で「変わらない」と回答する一方で、「ダウンしている」という回答も約半数あった。
この先3ヶ月から半年後を考えた際の「経営(事業)の見通し」について、「運転資金」、「雇用(人材確保)」、「現場閉鎖が起こった場合、その影響による下請け業者への仕事量の確保」、「住宅設備など部材・建材、資材の調達」の観点で聞いたところ、「大いに不安」と「やや不安」を加えた回答の割合が高かったのは、「現場閉鎖が起こった場合、その影響による下請け業者への仕事量の確保」と「住宅設備など部材・建材、資材の調達」だった。
そのほか、現状とアフターコロナを見据えた対策として、動画配信サイトやSNSでの情報発信を行なっているか聞いたところ、「すでに導入して、活用している」が24.0%、「すでに導入したが、まだ十分に活用できていない」が18.3%、「まだ導入はしていないが、導入する計画(予定)がある」が25.0%だった。
また、オンライン面接をビデオ通話やビデオ会議アプリなどを使って実施しているかについては、「すでに導入して、活用している」が18.3%、「すでに導入したが、まだ十分に活用できていない」が18.3%、「まだ導入はしていないが、導入する計画(予定)がある」が27.9%だった。
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