積水化学工業住宅カンパニー(東京都港区)は5月14日、2019年度の新築戸建て住宅のZEH比率が80%(北海道除く)と、自社目標の60%を大幅に上回ったことを発表した。同社は、国の目標である「2020年度までにZEH比率50%」を2017年度に達成以降、最高ランクの「ZEH」普及に注力している。
ZEHには、再生可能エネルギーを含んだエネルギー削減率が75%以上の「NearlyZEH」、再エネの有無は問わずエネルギー削減率が20%以上の「ZEHOriented」が含まれるが、同社では環境貢献度が最も高い「ZEH」(再エネを含んだエネルギー削減率100%以上)が全体の91%を占めている。
同社では環境貢献と災害時の安心向上のため、大容量の太陽光発電システムと蓄電池を搭載した「エネルギー自給自足型住宅」の普及に取り組んでおり、2020年3月末時点で3万棟を突破。2019年10月から2020年3月の蓄電池の採用率は、近畿及び首都圏エリアで6割以上となり、自然災害の被害エリアでの需要が高くなっているという。
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