賃貸仲介店舗「お部屋探しCAFEヘヤギメ!」を運営するS-FIT(東京都港区)はこのほど、東京都以外の関東圏在住者で、東京都内への引っ越しを検討していた人を対象に「外出自粛下における引っ越し」に関する調査を実施し、その結果を発表した。東京都で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請が出された3月25日から4月28日の間に、引越し物件の内見を行うことができたか尋ねたところ、「できた」が32.4%、「できなかった」が67.6%となった。
内見ができなかった理由としては、「感染予防のため外出を控えた」が63.4%で最多。次いで「引っ越し自体を先延ばしにした」(33.8%)となった。内見をできなかった人のうち、「本当は内見を行いたかった」と思っている人は83.1%だった。
引っ越し物件を決める際に、オンラインのみで完結する部屋探しを行ったことがあるか尋ねたところ、71.4%が「ない」と答えた。「ない」とした人のうち、オンラインのみで完結する部屋探しサービスを「利用したい」と思っている人は62.7%だった。
オンラインでの部屋探しを「利用したい」と答えた人に対し、オンライン完結型部屋探しサービスによって物件を決めることができそうか尋ねたところ、「思う」が68.1%、「実際にやってみないと分からない」が27.7%、「思わない」が4.2%となった。
引っ越しにおける内見で、オンライン完結型サービスの選択肢があると便利だと思うかとの問いに対しては、82.8%が「便利だと思う」と回答。「便利だと思う」理由のトップは「わざわざ外に出なくてすむから」(48.3%)。次いで、「1日にたくさんの内見ができるから」(47.1%)、「人に気を使わずに済むから」(42.5%)となった。
調査期間は5月9日~11日。調査対象は、25~35歳の東京都以外の関東圏居住者105人。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。