学芸出版社(京都市)は、新刊『耐震シミュレーションwallstatガイド』を発売した。
「wallstat」は、木造軸組住宅の倒壊リスクを可視化できる解析フリーソフトで、熊本地震の際にも活用され累計ダウンロード数は4万にのぼる。
著者は、wallstatのヘビーユーザーとして500棟以上の解析経験をもつ鈴木強氏(工務店フォーラム理事、益田建設取締役・技術企画開発部長)。監修は、同ソフト開発者の中川貴文氏(京都大学生存圏研究所准教授)。
実務者目線で、初歩的な入力方法から研究者向けの高度な解析の活用方法までを網羅。便利な使い方も盛り込んだ。また、入力から解析までを約20分で行う動画視聴、解析に使える地震動データ、アプリなどの読者特典も用意している。
中川氏が代表理事をつとめる(一社)耐震性能見える化協会(奈良県川上村)の「wallstat講習会」公認マニュアル、(一社)工務店フォーラム(埼玉県八潮市)講習会の指定教本。
204ページ。税別3500円。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。