リンナイ(愛知県名古屋市)は5月8日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比2.2%減の3404億6000万円、営業利益が11.5%増の344億2200万円、経常利益が7.1%増の356億7900万円、当期純利益が5.3%増の215億6100万円だった。国内で原価低減などによる収益改善の他、米国でタンクレス給湯器の好調な販売や高級帯の高効率給湯器の構成比の上昇が増益に寄与した。
国内では、ガス衣類乾燥機や中高級帯のビルトインコンロの販売が好調に推移したことや原価低減で、売上高が0.1%増の1810億7200万円、営業利益が19.0%増の207億300万円となった。米国では売上高が9.0%増の331億3300万円、営業利益は30.0%増の19億3900万円。中国はボイラー需要の減少で売上高が3.9%減の442億2600万円だが、給湯器の販売が好調なのと、現地関連企業の連結子会社化で営業利益は28.5%増の64億1000万円となった。
今期(2021年3月期)の業績予想は、新型コロナウイルスの影響で算出が困難であるとして発表を見送った。
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