『新建ハウジング』5月10日号
テレワーク+オンライン営業で
ウィズコロナを乗り切る
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務やテレワークの実施が呼びかけられているが、業態を問わず実施率はまだ低い。そんな中、トミオ(千葉市)は、緊急事態宣言の発令に先駆けて、4月3日から会社全体でテレワークをスタートした。また、営業活動も継続していくため、生活者向けの見学会やセミナーもオンラインでの実施に切り替えている。
事業継続が何より重要
社長の大澤成行さんは、1年ほど前から働き方改革のため、社内システムのクラウド化や、カメラを利用した現場管理など、テレワークのための体制整備を進めていた。コロナショックを契機に、前倒しで実施に踏み切った形だ。
大澤さんが重視したのは「事業を止めないこと」。自宅に何かトラブルがあっても、近くに営業している工務店がある──生活者に「いざという時の安心感」を与えるのが、事業継続の狙いだ。
まず、3日間は全体でテレワークを実施。4日目は一度出社してミーティングを行い、問題を確認した。自宅の通信環境が弱い社員には、社用のポケットWi-Fiを貸し出すなどして、本格的にテレワークをスタートさせた。
汎用性のあるツール活用
日常的な連絡や日報の提出は「Chatwork(チャットワーク)」上で行う。稟議書の決裁やスケジュール管理は「サイボウズOffice」で、勤怠管理には「KING OF TIME(キングオブタイム)」を利用している。さらにGoogle のグループウェア「GSuite(ジースイート)」のアカウントを、全社員分取得した。
導入に当たっては「汎用性のあるものを利用することを心がけている」と大澤さんは話す。加えて、利用法などは、社内システムの構築などを担当する社内の部署 「サイバーマーケティング部」がサポートする。
コロナによる変化「当たり前に」
オンライン見学会は2日間で延べ8000人が視聴
全社的なテレワークの導入に踏み切ったトミオ(千葉市)だが、電話応対など、出社する人員も必要だ。同社では、部署ごとにローテーションを組み、社内が密閉、密集、密接の“3密”状態にならない程度の人数が出社している。
ポイントは・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 5月10日号』に掲載しています。
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