リノべる(東京都渋谷区)はこのほど、家族や同居人がいる在宅ワーカーを対象に、テレワークにおける仕事場所や家具に関する調査を実施し、その結果を発表した。家の中で働く場所として最も多く挙げられたのは「ローテーブル」(36.6%)。2位「ダイニングテーブル」(35.7%)、3位「ソファ」(30.4%)と続き、リビング・ダイニングを利用しているとの回答が上位3つを占めた。これに対して、4位「個室のワークスペース」(27.7%)、6位「リビングにあるワークスペース」(23.2%)など、ワークスペースを所有する人も約3割いることがわかった。
テレワークをする上での困りごととしては、「家族の声や生活音などが気になる」(43.8%)との回答が最多。次いで「テーブルや椅子のサイズが作業に適していない」(42.9%)、「仕事以外の事が目に入り気になる」(38.4%)となった。
テレビ会議・電話会議で困ったこととして最も多く挙げられたのは、「家の中が見られるのが気になる」(25.0%)。次いで、「相手に家族の声や生活音が筒抜けになる」(18.2%)、「家族に仕事の話が筒抜けになる」(17.0%)となった。
居場所や家具などの設備に関して工夫したことを尋ねたところ、「イヤホンなどを活用して音が聞こえないようにした」(33.0%)が最多。「場所を変える」(28.6%)、「テーブル・椅子に代わるものを見つけて活用」(24.1%)など、すぐにできることから取り組んでいる人が多いことがわかった。
テレワークに関して重視することとしては、「個室のワークスペース」(46.4%)と答えた人が最も多く、「作業に適した椅子とテーブル」(42.9%)、「コンセント位置や配線の確保」(33.0%)、「テレビ会議で背景を気にしなくていい場所・内装」(32.2%)と続いた。
調査期間は4月23日~24日。家族や同居人がいる20~59歳の働く男女112人を対象に、ウェブアンケートを実施した。
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