山翠舎(長野市)は、同社が商品登録している「古木/KOBOKU」が、4月から世界最大の“素材”図書館「Material ConneXion」(本拠地:ニューヨーク)にて登録・掲載開始したと発表した。
古木(こぼく)は戦前に建てられた古民家から得られる上質な木材で、2019年には「FSC COC認証」を取得している。今回、世界中の先端素材を検索・閲覧できる会員制マテリアルライブラリー「Material ConneXion」に登録素材として選定され、数種類の部材・樹種で構成されたサンプルパネルが展示される。同ライブラリーは世界32カ所に拠点を持ち、日本では六本木の「Material ConneXion Tokyo」で閲覧が可能。
同社では、人々の思いや愛着のこもった古木を10年ほど前から商業施設等の内装に使用している。今後、マテリアルライブラリーを通じて、世界の企業・開発者・デザイナーに古木を発信し、活用の幅を広げることで、日本の空き家問題の解決や伝統技術の保護と継承につながるとしている。
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