不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は4月21日、同社の不動産情報ネットワークに登録されて成約した首都圏(1都3県)の新築戸建・中古マンションの3月期成約価格を発表した。新築戸建成約価格の平均は3476万円となり、前月比で0.3%下落。前年同月比では0.1%下落し、10カ月ぶりにマイナスとなった。
エリア別では、神奈川県が5カ月連続、東京都下が4カ月連続で前月比マイナスとなった。一方、埼玉県は前月比で2カ月連続マイナスとなるも、前年同月比は直近13カ月プラスを維持。前月比プラスとなった千葉県は、前年同月比9カ月連続プラスとなり上昇基調が続いた。東京23区は前月比0.7%下落、前年同月比0.6%上昇となり、直近10カ月でも5000万円を境に上下しながら、ほぼ横ばいに推移している。
中古マンション成約価格の平均は2669万円となり、前月比で0.2%上昇。前年同月比は2.3%下落し、2カ月連続のマイナスとなった。エリア別では、前月がプラスとなっていた埼玉県と千葉県の前月比が反転下落となった一方、東京都下では4000万円以上の価格帯の割合が高まったことなどにより前月比7.9%の上昇となった。
東京23区の成約価格の前月比は、1戸あたりでは1.1%の下落となるも、1m²あたりでは1.9%上昇。1m²あたりの成約価格は5カ月連続で70万円を超えた。
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