国土交通省は4月21日、既存住宅の性能向上や子育てしやすい環境等の整備に資する優良なリフォームを支援する2020年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の募集を開始した。通年申請タイプ、事前採択タイプ「安心R住宅」、事前採択タイプ「提案型」の3タイプの補助対象事業を募集する。
補助対象の住宅は、リフォームを行う既存住宅(戸建住宅、共同住宅)。主な事業要件は、(1)リフォーム工事前にインスペクション(建物の現況調査)を実施すること、(2)一定の住宅性能を有するようリフォーム工事を実施すること、(3)リフォーム工事の履歴と維持保全計画を作成すること。
補助率は3分の1。補助限度額は、リフォーム工事実施後の住宅性能に応じて100万~250万円/戸。また、「三世代同居対応改修工事を実施する場合」、「若者・子育て世帯が改修工事を実施する場合」、「既存住宅を購入し改修工事を実施する場合」のいずれかの要件を満たす場合は50万円/戸を上限に加算する。
通年申請タイプは、受付期間内に事業者登録を実施することで交付申請を行うことができる。受付期間は4月21日~11月30日。事前採択タイプ「安心R住宅」は、「安心R住宅」の標章を付与して流通させるものについて提案を受け付ける。事前採択タイプ「提案型」は、同事業で定める住宅性能の基準には適合しないものの代替とする措置が同等の性能を有すると認められる場合等、先導性・汎用性・独自性等を有するものについて提案を受け付ける。事前採択タイプ「安心R住宅」と「提案型」の提案受付期間は4月21日~5月29日。
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