木構造振興(東京都港区)と日本住宅・木材技術センター(東京都江東区)は4月30日、2020年度「木材産業・木造建築活性化対策のうち中高層建築物を中心としたCLT等の木質建築部材利用促進事業」の一環として実施する「CLTを活用した先駆的な建築物の建設等支援事業」(CLT活用建築物等実証事業)の募集を開始した。
募集対象は、CLTを活用した建築物の設計・建築等の実証事業。建築物の主要用途が戸建ての場合は対象外とする。実証する項目は、提案する建築物等の建築に向けて、コスト縮減や普及といった課題の解決に取り組むために必要な関係者が集まる協議会で検討する。応募は建築主等と協議会運営者の連名による。
助成額上限は、助成金交付規程により建築費等の事業経費の10分の3または2分の1。また、「協議会」の運営費の定額を助成する。事業規模は助成額(国庫補助金額)として全体で約1億1800万円。採択する実証事業の目安は3件程度を予定する。
応募受付期間は、6月4日まで(13時必着)。提案事業の選定は、外部の有識者からなる「CLT活用建築物等実証事業検討委員会」で審査する。実証事業の実施期間は、助成金交付申請の承認日から2021年2月19日まで。
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