高分子素材の開発・製品化などを手がけるイノアックコーポレーション(愛知県名古屋市)は4月17日、全国的なマスク不足に対応し、繰り返し洗って使えるポリウレタン製マスク「ポリマーボディーの洗えるマスクα(アルファ)」を数量限定で発売する。国内工場で生産し、関連会社であるイノアックリビングのオンラインショップで販売する。
同製品の素材となるポリウレタンは、樹脂骨格(セル)をコントロールすることで、花粉とハウスダストをカットできる。また、ポリプロピレン製のフィルターシートをマスクに挟むことで、ポリウレタン/フィルター/ポリウレタンの三層構造によってウイルスを捕集できるようになる。フィルターシートは、VFE(ウイルスろ過効率)試験により、ウイルス飛沫99%捕集が実証されたものを使用する。
さらに、同製品は耐久性と伸縮性に優れた上質のポリウレタンによる継ぎ目のない単一素材を採用することで、「高いフィット感」と「着け心地」を備える。同社の技術によって通気性を妨げる膜(セル膜)を除去したことで、一般的なポリウレタン製マスクには無い「通気性の良さ」も実現する。
セット内容は、ポリウレタン製マスク5枚+フィルターシート50枚。マスク1枚あたりフィルターシートを10回交換しての使用を想定する。マスクカラーはクリームホワイト。サイズは幅約30cm、高さ約23cm。価格は送料込みで1980円(税込)。販売数量は2000セット。1人1セットのみの購入制限を設ける。
同社は今後も自社工場の稼働状況にあわせ、継続的に生産と販売を行っていく予定。
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