エス・バイ・エルは、これまでの取組状況を見直し、再度抜本的な構造改革を図るべく、「新中期計画−INNOVATION55−」を策定した。同社は2002年5月に発表した「エス・バイ・エルグループの経営構造改革」と2003年に発表した「経営構造改革II」に従い改革を進めてきたが、コスト構造の改善などで成果が得られているものの、売上・収益実績としては厳しい状況にあった。2005年3月期の連結決算は、売上高が875億5600万円、経常損益が8億5000万円の赤字、最終損益は18億5800万円の赤字だった。
基本方針は、適正規模のもとで安定的な収益を見込める事業構造・経営体制の確立。外部環境・自社資源に基づき、適正規模の売上高を見据えて、安定的な収益が継続的に見込める事業構造・経営体制(営業面、管理面)を確立していく。計画期間は2005年度から2007年度までの3ヵ年。2008年3月期の連結決算で、売上高880億円、経常利益12億円、純利益11億円を目指す。
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