国土交通省は4月14日、i-Constructionを推進する技術開発を助成する2020年度「建設技術研究開発助成制度」の公募を開始した。地球温暖化、社会インフラの老朽化、少子高齢化等の諸課題の解決に資する民間企業や大学等の先駆的な技術開発を公募、選抜し、助成する競争的資金制度として実施するもの。一般タイプと中小企業タイプで応募を受け付ける。
今回の公募では、特に、新型コロナウイルス感染症対策に関連した技術開発(非接触、省人化、省力化等)を優先して採択する。
公募テーマは、(1)新工法を活用した建設現場の生産性向上に関する技術(新しい工法・装置・仕組みの導入等による工程短縮・省力化・コスト削減、作業の自動化等による安全性・品質の向上、産業廃棄物の削減等の周辺環境への負荷低減)、(2)新材料を活用した建設現場の生産性向上に関する技術(材料の高機能化等による工程短縮・省力化・コスト削減・安全性向上・品質向上、有害物質の低減等による周辺環境への負荷低減)。
補助金額は、一般タイプが年度上限1000万円(交付期間=1〜2年間)、中小企業タイプが1年目の事前調査に500万円まで、2〜3年目の技術開発に総額2000万円まで。採択予定数は、一般タイプが3課題程度、中小企業タイプが4課題程度。
公募締め切りは、一般タイプが5月29日、中小企業タイプが7月17日。採択時期は一般タイプが7月中旬、中小企業タイプが9月上旬。なお、新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、今後の状況によっては公募期間を延長することがある。
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