東急建設(東京都渋谷区)、ナイス(神奈川県横浜市)、淡路技建(茨城県牛久市)の3社は、床の遮音性能LH-50を達成した木造建築向けの二重床システム「(仮称)高遮音床システム」を共同開発した。
木質系建築ではこれまで、床の重厚化や防振装置によって床の遮音対策が行われてきたが、手間・コストの上昇、建物自重増による耐震性への影響といった課題があった。
今回開発したシステムは[図]のような構成。特殊な材料を用いず、正方形のパーティクルボードと防振支持脚を組み合わせることで軽量化と高遮音化を両立できるとする。
フローリング材と天井材の種類により、床衝撃音遮断性能が異なる2種類(標準/高性能)をラインアップ。
販売は淡路技建が担当し、外販も検討。中規模の共同住宅や非住宅木造建築物などを対象に、東急建設・ナイスそれぞれの設計・施工物件に提案していくとする。
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