タマホーム(東京都港区)は4月14日、2020年5月期第3四半期決算を発表した。売上高は1442億7100万円(前年同期比19.4%増)、営業利益は55億5800万円(106.9%増)、経常利益は53億5600万円(121.1%増)、四半期純利益は34億6500万円(140.9%増)。売上高と営業利益は第3四半期としては過去最高。注文住宅が好調で、注文住宅とリフォームを合わせた住宅事業は前年同期の24億6800万円の営業損失から10億4500万円の利益に転換した。
住宅事業は消費税引き上げ前の受注残が大きかった他、月ごとの着工枠を設け平準化を推進しコスト削減につなげた。競争激化で前年同期は引き下げていた価格の見直しも行った。住宅事業の売上は前年同期比20.6%増の1160億4800万円。注文住宅の引き渡し金額は20.3%増の1101億2100万円、棟数は16.4%増の6220棟となった。消費増税や価格の見直しの影響もあり、注文住宅の受注は棟数が15.6%減の6861棟、金額は10.9%減の1236億7200万円。不動産事業に分類される戸建て分譲は引き渡し棟数が39.3%増の411棟、金額が41.1%増の121億8100万円。
通期業績予想は売上高2050億円(前期比9.7%増)、営業利益90億円(22.2%増)、経常利益90億円(29.4%増)、当期純利益46億円(16.9%増)の見込みとなっている。
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