注文住宅から不動産事業まで住まいに関するサービスを提供するオールハウス(広島県安芸郡府中町)は4月13日、AIなどの先端技術を活用したデジタル化ソリューションを提供するジーエルシー(東京都港区)と共同開発した『Prop RPA』への追加機能として、マッチングメール機能を開発した。
『Prop RPA』は、不動産売買事業の事務作業を大幅に削減できる、不動産業界に特化したRPA(ロボットによる業務自動化)システム。従業員の作業時間短縮とサービス向上を図るため2018年から開発を着手し、今年1月20日に本格導入した。
マッチングメール機能は、顧客の希望条件に合った物件情報をメールで自動配信するもの。エリアを細かく指定して精度を上げることができ、メール配信情報を従業員にわかりやすく通知する。また、外部のチャットシステムとも連携し、チャットでも自動で物件情報を配信することができる。これにより、追客業務の大幅な効率化を可能にする。
同社は今後、ジーエルシーと共同で、業務効率化に向けた「Prop RPA」の拡張を行い、マッチングメール機能のアップデートも行う。それにより、従業員の残業時間削減によるワークライフバランスの実現や、サービスの質の向上、顧客への新たなサービスの提供を行い、顧客満足度向上を目指す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。