日建設計(東京都千代田区)、WHERE(同)、神田通信機(同)、協和エクシオ(東京都渋谷区)、オムロン(京都市)の5社は4月8日、ワークプレイスの有効利用と室内環境の最適化を目指すクラウドプラットフォームを活用したセンサー・設備制御ネットワークシステムの開発・改善・普及に向けた共同の取り組みに合意したと発表した。
今回の協創では、サイバー空間にリアルの物体や事象をリアルタイムな連動性をもって再現する「デジタルツイン」と、相互接続性・相互運用性を可能とする「オープンスタンダード」をシステム概念とし、ネットワーク、センサー、設備制御、建築設計などの各分野の連携により、建築空間を様々な側面から統合的に全体最適化するシステムを開発する。
具体的な取り組みとしては、都内某オフィス(対象エリア1000m2)に、センサー/ネットワークおよびクラウドプラットフォーム・照明制御を導入・運用することで、設備制御連携の拡張やセンサー種別の最適配置を検討。実証実験により改善・向上を図り、普及を目指した研究開発を実施する。
5社は今後、設備制御やAIとの連携の拡大を図り、実フィールドにおける省エネルギー効果の検証や働き方改革への応用を試行していく。
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