パナソニックとパナソニック電工は2012年1月からの新体制下で、グループのもつ製品群と、これまで培ってきた提案や運用管理に関するソフトを掛け合わせ、「まるごとソリューション」として提供する事業を推進する。新たに発足するパナソニック・エコソリューションズ社に、100人を超える規模の「まるごとソリューションズ本部」を設置。同本部が中心となり、グループ横断的に、まるごとソリューションの事業企画、商品企画、営業活動などを行う。
エネルギー関連では、住宅向け蓄電池の本格的な導入を図る。具体的には、高容量で小型のリチウムイオン蓄電池と高効率なパワーコンディショナーなどの商品を発売する予定。今後普及が見込まれるスマートグリッドや電気自動車など新しいインフラへの対応も進める。
日本だけでなく中国、アジア・太平洋、北米、欧州などの各地域に営業拠点を設けて展開し、グローバル規模の事業創造を図る。北米と欧州では、営業基盤を確立するため、現地企業のM&Aを検討している。
同グループは、同事業の基盤構築に向け、2012年度に100億円規模の戦略投資を行ない、2015年度に、同事業で3000億円超の売上を目指す。
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