三菱地所(東京都千代田区)は4月6日、不動産売買仲介・賃貸管理事業を行う子会社の三菱地所ハウスネット(東京都新宿区)と孫会社のアーバンライフ住宅販売(兵庫県神戸市)を10月1日付で合併させると発表した。存続会社はハウスネットで仲介事業の強化を図る。
アーバンライフ住販は、三菱地所子会社で関西地方においてこれまで分譲マンションを380棟、約3万7200戸を供給し、現在はリノベーションに注力するアーバンライフの子会社。ハウスネットは首都圏中心に23店舗、アーバンライフ住販は関西で10店舗あり、合併により東西でエリア補完できるメリットがある。売上高は2019年3月期でハウスネットが74億9100万円、アーバンライフ住販が19億4300万円となっている。
ITや不動産テック活用も推進し、三菱地所レジデンスや三菱地所ホームといった三菱地所グループの住宅事業各社との連携拡大も図っていく。合併後のアーバンライフ住販のマンションなどの販売代理事業は三菱地所レジデンスに移管する。
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