アクトプロ(東京都千代田区)は4月2日、同社が運営するテナント退去希望者と入居希望者の物件取引プラットフォームサービス「退去NAVI」の新規登録会員数が、3月13日の一般公開後2週間で100件を超えたと発表した。
新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに一般公開に踏み切ったもので、4月2日現在の登録会員数は700社以上。退去希望者と入居希望者のマッチングは一般公開後2週間で12件。サイト内に掲載される退去物件は3月に50件を超え、4月は約50件の掲載が決定しているという。
「退去NAVI」は、テナント退去希望者が登録した物件と、事前にサイト内に登録されている入居希望者の希望条件をマッチングして退去費用を削減するサービス。退去希望者は居抜きで入りたい事業者に店舗をそのまま引き継ぐことが可能となり、退去費用を大きく抑えられる。利用料が無料のほか、契約成立時には情報料として賃料1カ月分のキャッシュバックが受けられる。入居希望者にとっては、解約通知前の物件情報を得られるほか、内装工事などの初期投資を抑えられるといったメリットがある。貸主も継続した家賃収入を得ることができる。
同社は今後さらに登録・相談が増えることを見込み、「退去NAVI」運営事務局の体制を強化する。オウンドメディア「退去NAVIチャンネル」内には、会員登録や使い方をサポートする特設ページを設置した。
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