不動産テック総合ブランド「RENOSY(リノシー)」を運営するGA technologies(東京都港区)は4月2日、3Dウォークスルー画像によるオンライン内覧コンテンツを強化すると発表した。「不動産取引を1クリックで」をコンセプトに、不動産取引の電子化・非対面化の一環としてこれまで取り組んできたもの。新型コロナウイルス感染拡大による不動産取引の非対面需要を受けて、グループ全体での強化を決めた。
グループ内では、今年2月からModern Standard(東京都港区)が運営する高級賃貸サイト「モダンスタンダード」で実装を開始。Matterport(マターポート)社提供の3Dスキャンカメラで空間データを収集モデリング化し、立体的な高解像度画像で物件内を閲覧できる「インサイトビュー」をはじめ、「フロアプランビュー」や「ドールハウスビュー」、物件に行かずとも採寸できる「測定モード」といった様々な視点で物件を閲覧できるようになっている。
また、よりリアルに物件の魅力を入居検討者に伝えるため、実写撮影した画像内にCG家具を配置してインテリアコーディネートを施す演出表現も一部物件から実験的に始めた。オンライン内覧によって、同サイトでは物件ページの閲覧時間が2倍に増加したという。
同社は今後、RENOSYの展開する各種不動産サービスでも3Dを活用したオンライン内覧の展開を予定する。
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