国交省、管理不全土地等対策促進へ先進的取り組みを募集

国土交通省は4月1日、管理不全土地等対策を促進するため、地方公共団体やNPO等によるランドバンクの活用等、支援対象となる先進的な取り組みを募集すると発表した。

国の直轄調査である「ランドバンクの活用等による土地の適切な利用・管理の推進に向けた先進事例構築モデル調査」を通じて、取り組みの実施に要する費用の一部を支援するもの。支援額上限は1地区あたり300万円（税込）。また、支援を通じて得られた成果を公表し、全国の自治体等への取り組みの展開を図ることで、管理不全土地の有効活用、適正管理を促進する。

支援対象となる取り組みは（1）土地所有者、利用希望者向けの相談体制の構築、（2）空き地の情報提供・共有の仕組みの構築、（3）空き地の利用・管理の仕組みの構築、等。

支援対象者は、（1）NPO団体や民間事業者、（2）大学、専門家等により構成される団体等、（3）地方公共団体。（3）は（1）または（2）と連携した取り組みを優先的に選定する。（1）と（2）については自治体からの推薦が必要。

応募期限は5月1日17時必着。採択事業の決定は、有識者委員会の評価を踏まえて5月を目処に行い、応募者全員に結果を通知する。