国土交通省は3月30日、“ウォーカブルな”(居心地が良く歩きたくなる)まちなかを支える、これからのストリートデザインのポイントとなる考え方をまとめた「ストリートデザインガイドライン―居心地が良く歩きたくなる街路づくりの参考書―(バージョン1.0)」を発表した。
同ガイドラインは、昨年8月に設置した「ストリートデザイン懇談会」の議論を踏まえて策定したもので、居心地が良く歩きたくなる街路づくりに向けてポイントとなる考え方を様々な例示とともに提示する。人中心のウォーカブルなストリートに“リノベーション”するための基本的方向性を示すことで、地方公共団体の担当者や各地域の様々なプレイヤーのストリートデザインを支援し、「ストリートは変えることができる」という意識を育て、後押しする。
また、同ガイドラインでは、都市規模を問わず、それぞれの地域がその特性に応じてストリートデザインを行うことを想定するほか、スマートシティやコンパクトシティをはじめとした施策を進める際の参考としても活用を提案する。
同省では、今後の様々な実例の積み重ねや知見の蓄積等を踏まえて、同ガイドラインの見直しを行っていく。
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