イケダコーポレーション(大阪市)は4月1日、夏の暑さ・梅雨の湿気対策に有効だというドイツ製の充填用木繊維断熱材「STEICO(シュタイコ)flex038」の販売を関東以西で始める。
ドイツ・シュタイコ社は1986年に創業した木繊維製品メーカーで、規模は欧州最大。イケダコーポレーションはその輸入代理店として商品の取り扱いをスタートする。
原料は、針葉樹の端材(木繊維)、PP繊維、硫酸アンモニウム、ホウ酸塩。
同社によれば「熱容量2100という高い断熱性」と「梅雨や蒸し暑さを防ぐ透湿性」が特徴だという。
とくに、日本の夏を快適に過ごすうえでは「熱容量」が重要なカギとなり、この数値が高いほど住宅内は暑くなりにくい。一方で、冬を快適に過ごすうえでは「熱伝導率」が重要になる。その点、今回販売を始める木繊維断熱材は、熱容量(2100)と熱伝導率(0.038)を高いレベルであわせもつため、夏・冬どちらの対策も可能になるとする。
先行導入した工務店からは「真夏、仮エアコン1基で玄関ドアが開けっ放しだったにも関わらず工事中ずっと涼しかった」「梅雨時に外気湿度80%のときに、クーラーなしで室内は55%だった」といった声が聞かれたという。
厚100×長1220×幅430〜370mm。厚みは80〜160mmの範囲で受注対応可。
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