大和ハウス工業(大阪市)グループの大和リビングマネジメント(東京都江東区)は3月26日、米国子会社を通じてカリフォルニア州サンノゼに賃貸住宅運営・管理の会社を設立し、同時に賃貸住宅を取得したことを発表した。
取得した物件はサンノゼ市内の総戸数61戸の賃貸住宅。2002年竣工、2016年に大規模改修を行った一部鉄骨造の木造3階建てで、1Rタイプ58戸、1LDKタイプ3戸。取得にあたり、2015年8月に大和リビングマネジメントが設立した現地子会社のダイワリビング カリフォルニアを通じ、サンノゼに孫会社を設立した。大和リビングマネジメントはダイワリビング カリフォルニアを通じ、2015年12月からカリフォルニア州で賃貸住宅仲介事業も展開している。
大和ハウスグループ全体では賃貸住宅事業以外に、戸建て事業も近年は強化しており、現地子会社のスタンレー・マーチン社を通じ東海岸で開発・販売を行っている他、今年に入り東海岸と西海岸の現地企業2社を買収した。2月にはカリフォルニア州アーバイン市内の商業施設を取得し、商業施設事業も開始している。2020年3月期の米国での売上は1000億円程度の見通しだが、2022年3月期は1550億円、海外事業全体は4000億円を目標としている。
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