不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は3月24日、同社の不動産情報ネットワークに登録されて成約した、2020年2月期の首都圏(1都3県)新築戸建・中古マンション成約価格を発表した。
新築戸建成約価格の平均は3486万円。前年同月から0.2%上昇し、9カ月連続のプラスとなった。前月比は、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県の4エリアが下落したものの、価格水準の高い東京23区が5000万円以上の価格帯の割合上昇や平均敷地面積の拡大などにより7.1%上昇したことから、首都圏全体でもプラスとなった。
成約価格指数(09年1月=100)の首都圏平均は98.4。前月比0.1%増と4カ月ぶりの上昇となったが、100には届かず2カ月連続で100を下回った。最も指数が高いのは埼玉県で109.0だった。
中古マンション成約価格の平均は2664万円で、前年同月から6.6%下落した。前月比は、価格水準の高い東京23区など3エリアが下落に転じたことにより、首都圏全体もマイナスとなった。東京23区は、前月が過去最高価格、前年同月が過去2番目の価格と、いずれも比較対象の水準が高いことから前月比・前年同月比ともにマイナスとなったものの過去3番目に高い価格(3997万円)となった。
成約価格指数の平均は、前年同月比9.5ポイント低下、前月比4.3ポイント低下の133.7。1m2あたりの成約価格指数は前年同月比8.9ポイント低下、前月比6.2ポイント低下の137.4だった。
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