一般財団法人労務行政研究所(東京都品川区)は3月24日、新型コロナウイルスによる入社式・新入社員研修などへの影響について調査した結果を発表した。4月からの新入社員の入社日について尋ねたところ、「予定どおり4月1日」が全体の90.3%を占めた。「検討中」が4.8%、「予定通り4月1日とするが当面は自宅待機」とするケースは2.9%にとどまった。
入社式については、「例年どおり集合形式で実施」が42.0%。「実施形態の変更を検討中」が26.1%、「実施を取りやめる」が10.2%となった。企業の規模別に見ると、「例年どおり集合形式で実施する」の割合は規模が大きくなるに従って低くなり、逆に「実施形態の変更を検討中」の割合は規模が大きくなるに従って高くなった。「実施を取りやめる」の割合は、1000人以上では19.1%と他の規模に比べて突出した。
新入社員に対する宿泊を伴う研修については、「実施を取りやめる」が28.2%と最多。「予定どおり実施する」が25.0%、「内容を一部変更して実施する」が22.5%となった。
調査期間は3月13~16日。調査対象は、2020年4月に入社する新入社員がいる企業421社。
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