国土交通省は3月24日、土砂等の排除に必要な手順とそれぞれの工夫例、知っておくべき留意事項など実務上のポイントを整理した「宅地内からの土砂・がれき撤去の事例ガイド」を地方公共団体向けに作成して公表した。また、地方公共団体に対し、被災時に土砂等の撤去を迅速に進められるよう、同ガイド等を活用して事務に精通した職員の育成等に努めるよう通知した。
同ガイドは、2019年東日本台風や2018年7月豪雨で土砂・がれき等の撤去に携わった市町村からのヒアリングやアンケート等をもとに、同省が従前の事例ガイドを大幅修正して作成したもの。
第1部では、被災直後から土砂等の撤去作業の実施までに必要となる手順毎に、起こりうる13項目の疑問点について、対処の方法を事例をもとに解説。第2部では、被災した地方公共団体へのアンケートにより、土砂等の撤去について、平時から事前に準備しておくことや個人の宅地の土砂撤去に関しても行政が積極的に支援していくことの必要性を示した。また、今回の被災で同省に多く寄せられた質問事項について、Q&Aの形で情報共有を図った。
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