国土交通省と農林水産省は3月18日、2018年度の国の低層公共建築物の木造化率が90.6%に達したことを発表した。前年度と比較して13.7ポイント上昇で、2010年の木材利用促進法の施行以降で最高。積極的に木造化を促進すべき低層の建築物は85棟で、そのうち77棟で木造化による整備を実施したことから90.6%となった。延べ面積は9051m2。内装等の木質化を行った公共建築物は169棟。これらの取り組みによる木材の使用量は前年度比34.0%増の4206m3となった。
構造材にCLTパネルを活用した、農水省の嶺北森林管理署庁舎(高知県長岡郡本山町)