国土交通省は3月17日、鉄骨造の接合部などで使われる高力ボルトの需給について、ひっ迫状態が収束に向かっていると発表した。3月2~6日にかけて高力ボルトの供給側と需要側に調査を実施。前年同月は6.0~7.8カ月かかっていた全国平均納期が2.5~3.9カ月に短縮できたという。
東京オリンピック・パラリンピックの施設工事などの影響もあり、2018年夏以降、高力ボルトの不足が問題となってきた。2019年5月に、必要な分を必要な時期に発注する標準的発注様式の活用を国交省が関係業界に要請。その効果が出たという。
高力ボルトによる施工例