吉野石膏(東京都千代田区)、ニチハ(愛知県名古屋市)、旭ファイバーグラス(東京都千代田区)の3社は、外壁1時間耐火性能をもつ軽量外断熱システム「FEIS(フェイズ)タイガーモエン」を共同開発した。
外壁の下地をコンクリートではなく鉄骨造とすることで壁を軽量化(RC比で約85%減)。
[図]のように建物内側から、石こうボード(タイガーボード・タイプZ、厚12.5×2)、HGW(アクリアウール16k、厚100)、石こうボード(タイガーボード・タイプZ-WR、厚15)、専用ブラケット、撥水グラスウール(ライザーボード32k、厚50)、窯業系外装材(モエンエクセラード)の構成とした。
断熱材の厚みは合計150mmで、従来の内断熱工法に比べて断熱性能は約3倍。壁厚は同じまま最大200mmまで断熱材を厚くすることができる。
このほか、外装材の色柄の選択肢が豊富(500種以上)、施工不備が報告されている構造スリットが不要、従来工法と同等以下のコストで採用できる、といったメリットがあるとする。
マンションをはじめ、非住宅分野にも拡大したい考え。
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