イタンジ(東京都港区)は3月17日、契約など賃貸住宅のサービスに関するアンケート調査結果を発表した。「スマートフォンで完結する賃貸サービスを利用したい」と7割が回答し、効率化を求める声が多数を占めた。調査は賃貸住宅を借りた経験がある、首都圏1都3県在住の20~49歳の男女309人を対象に行った。
「スマホ上で物件探しから、内見予約、入居申し込みまで完結するサービスがあったら利用したいか」との問いに、70.6%が「利用したい」と回答した。内見の際に感じた不満や困った点は「日時を不動産会社の担当者と調整するのが面倒」が69人、「内見前に他の入居者が申し込み、希望物件の内見ができなかった」「自分のペースで内見できなかった」がそれぞれ51人、「物件の周辺を散策する時間がとれなかった」46人など。イタンジでは希望した日時に早く内見したいニーズがあるとみている。
入居申し込みや契約の際の不満や困った点は「入居申し込みや契約に必要な書類を手書きで書くのが面倒」が128人、「入居申し込み以外にも保証会社や家財保険など複数の申込書を記入するのが面倒」が111人など、書類記入への不満が多い。イタンジではスマホを活用し内見予約や契約までオンラインで行える「OHEYAGO(オヘヤゴー)」というサービスを提供。新型コロナウイルスの影響もあり、非対面サービスの需要は拡大するとみているという。
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