AIを活用した不動産などのマッチングサービスやクラウドファンディングを通じた空き家再生などを手掛けるFANTAS technology(ファンタステクノロジー、東京都渋谷区)は3月12日、空き家問題の早期解決に向けて、「空き家利活用プロジェクト」を始動したと発表した。空き家に悩む全国の所有者と不動産業者、行政の三者をAIなどのテクノロジーで繋ぎ、空き家所有者に最適なコンサルティングを行うもの。技術顧問として、空き家問題研究の第一人者である明海大学 不動産学部の中城康彦教授も参画し、長年の研究データや豊富な知見から同プロジェクトを支える。
具体的には、同社の買取再販サービス「FANTAS repro(ファンタスリプロ)」や不動産投資型クラウドファンディング「FANTAS funding(ファンタスファンディング)」で培ったノウハウ、AIを駆使した投資用不動産の価値・見える化サービス「FANTAS check(ファンタスチェック)」のAI開発ノウハウを掛け合わることで、空き家の価値算出において新たなネットワークを構築し、そこに専門家の知見を加え、コンサルティングを行うことで、所有者に空き家の最適な活用方法を提案する。
同社では、これまで首都圏限定で買取再販をメインにサービス展開をしていたが、本プロジェクトにより全国にサービスを広げ、全国849万戸(2018年現在)とも言われる空き家の問題解決に向け、取り組みを加速する考え。
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