東京都は11月15日、新築住宅に太陽熱利用システムを導入する住宅会社に対する補助事業の受け付けを同16日から開始すると発表した。集熱パネル、架台、貯湯槽(蓄熱槽)、集熱ポンプなどの設置にかかる費用の2分の1(上限50万円/戸)を補助する。
同事業は、都が採択した新たな施工技術などを含んだ太陽熱利用システムを都内の新築住宅に設置する事業者が対象。本年度から5年間20億円の予算で実施する。
同日、対象となるシステム内容の採択結果を発表した。集合住宅用16システム、戸建て住宅用35システムの合計51システムが採択された。システムの内容が同等であれば、同じシステムでなくても補助を受けることができる。対象システムの条件は、このほかに戸建て住宅の場合は、ベターリビングのBL部品認定を受けたものであること、集熱パネルが屋根一体型や壁一体型などデザイン性が配慮されていることなど。
対象となる事業は、集熱パネルの設置面積が20m2以上の集合住宅や合計で20m2以上の集熱パネルを設置する建売住宅開発のほか、集熱パネルの導入面積が年間合計20m2以上で、太陽熱利用システムを標準提案としている住宅会社の注文住宅建設など。同事業を利用するには、システムを設置する住宅が次世代省エネ基準に適合していなければならない。
住宅エコポイントもあわせて利用できる。
問い合わせは、クール・ネット東京(電話03-5388-3472)まで。
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