不二サッシ(川崎市)は3月13日、2020年3月期第3四半期決算を発表した。売上高が前年同期比2.0%増の607億8700万円、営業損失が18億9900万円(前期は15億9100万円の損失)、経常損失が18億3000万円(17億200万円の損失)、四半期純損失が20億1500万円の損失(21億1600万円の損失)。
主力の建材事業の売上高は4.9%増の409億5700万円だが、ビル建材事業での商品開発投資など固定費が増加し、セグメント損失は前年同期から3億9000万円増の9億6800万円。形材販売事業も市場価格低迷やアルミ加工品の売上減少などで、売上高が5.2%減の157億9700万円、セグメント損失は5900万円増の1億3200万円。前年同期は訴訟関連費用など3億400万円あった特別損失が1900万円まで縮小し、純損失は減少した。
通期業績予想は売上高が1.8%増の1000億円、営業利益が34.0%増の11億円、経常利益が16.9%増の11億円、当期純利益が29.9%増の8億円を見込む。また、同日に子会社における不正会計に関する報告書を発表。2015年3月期以降の影響額なども公表した。
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