中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を提供するツクルバは3月12日、フィンテックアセットマネジメント(FAM、東京都品川区)が組成・運営する不動産ファンド「Re-Innovation Fund (リイノベーション・ファンド)1号」に出資を行うと発表した。
FAMと協業し、同ファンドに対して物件取得からリノベーションのプロデュース、物件売却までをサポートすることで、最適な物件を市場により多く供給できる仕組みを構築する。同協業にはLayerX(東京都中央区)も参加し、ファンド運用の自動化トライアルに向けた共同研究を行う予定。
FAMが組成・運用する「Re-Innovation Fund 1号」では、都心の好立地エリアの中古マンションをターゲットに、リノベーションによって物件の価値を向上させ、実際にそこに住む人に販売することで利回りを出す。ツクルバは、「カウカモ」で蓄積した中古・リノベーション物件の購入を検討するユーザーのデータを活用することで、物件取得・バリューアップ・売却の3つの側面から利回り向上に向けたサポートを行う。
また、ファンドが取得した物件のリノベーション企画を行い、ユーザーの求める最適な内装に仕上げる。リノベーションした物件はカウカモ上でも販売する。
LayerXは技術を活用したファンド運用の自動化から、コスト削減・効率化による利回り向上の可能性の検討を行う。
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