リンナイ(名古屋市)は、米国に自前のガス瞬間式給湯器の生産工場を建設し、現在から倍増の年間生産台数20万台を目指す。3月11日、工場建設へ100%子会社のリンナイアメリカの7000万ドル(約72億8000万円)の増資を決定した。
リンナイアメリカはジョージア州グリフィンで工場を賃借し、2018年4月から生産を行っている。今年は10万台の生産を見込んでいる。自社所有の新工場の準備も進めてきたが、6300万ドル(約65億5000万円)を投資し、5月に新工場を着工、2021年11月から稼働する計画。リンナイはこの実行に向け増資を決めた。払い込みは4月を予定し、リンナイアメリカの資本金は8100万ドル(約84億2000万円)となる。新工場では、給湯器の組み立てだけではなく、部品の生産も行う予定という。新工場稼働後は、現在の賃貸している工場での生産は終了する。
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