大東建託(東京都港区)は3月11日、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<ふるさと版>」を発表した。都市部を除いた全国510自治体居住の20歳以上の男女2万9581人を対象に、自分が住む自治体についての評価のアンケートを今回初めて実施した。1位は石川県野々市(ののいち)市だった。
トップ10は下記の表の通り。野々市市は住民からショッピングセンターなど商業施設が充実し、利便性が高いことなどが評価された。金沢市の西側に隣接し、電車やバス、金沢バイパスなどが整備されている。2位は愛媛県伊予郡松前町、3位は山口県下松市。いずれも買い物など利便性への評価が高い。松前町は買い物など利便性の他、隣接する松山市より住民税が安いとの声もあった。
野々市市が金沢市、松前町は松山市、下松市は周南市と、トップ10は比較的人口の多い都市に隣接するベッドタウンとなっている。いずれも隣接する都市よりも評価が高い。またトップ10のうち、7位の鹿児島県姶良市と9位の熊本県合志市を除き、8自治体は平成に合併を行っていない。地域別に見るとトップ100には沖縄県も含めた九州が23自治体と最も多く、沖縄県はトップ10に3自治体、11~50位までに3自治体がランクインしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。