イシハラ(愛知県豊橋市)はサイディングプレカットの普及を目的とした会員制ネットワークを設立する。同社のほか、南陽(富山県高岡市)、タカカツ(宮城県大崎市)、SDプレカット建装(東京都中央区)、外装テックアメニティ(東京都大田区)が発起人となり、2012年4月5日付で任意団体として設立する予定。サイディングプレカット事業のノウハウを提供するほか、技術研修などを実施していく。技術移転に時間を要することから、当面、1、2年で正会員を8社程度増やす考え。12年1月末まで第1次の募集をしている。
ネットワークの名称は「REGプレカット協議会」。イシハラの本社内に事務局を設置する。「REGプレカット」は、イシハラと平安コーポレーション(静岡県浜松市)、ネットイーグル(福岡県福岡市)、ニチハ(愛知県名古屋市)が共同で開発したCADとCAMが連動したサイディングプレカット技術。
同技術を採用することで現場作業の軽減、廃材の削減などの効果が得られるほか、プレカットデータを管理することで、リフォーム時の提案にも結びつけられるとして、住宅会社などに提案していく。
会費は、REGプレカット生産法人を対象とした正会員が入会金10万円、年会費10万円、施工法人を対象とした準会員や外装材メーカーなどを対象とした賛助会員が、入会金5万円、年会費5万円。
問い合わせは、「REGプレカット協議会準備室」(イシハラ本社内)まで。電話0532-52-9221。
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