四国化成工業は、2005年3月期連結決算を発表した。外装材や舗装材が売上を伸ばした壁材を中心に、化学品、建材とも前の期比増収となり、連結売上高は前期比4.0%増収の363億500万円となった。営業利益は同23.0%増益の29億200万円、経常利益は同32.1%増益の27億7200万円となった。固定資産売却損やたな卸資産評価損の減少などにより、当期純利益は同54.6%増益の15億600万円。営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも過去最高。
建材事業では、健康志向やニーズの多様化に対応した内装材の充実に加え、舗装材や外装材の拡販が進んだ壁材が増収となったほか、「ゴミストッカー」など環境対応型商品やセキュリティ商品群が充実した景観エクステリアが前の期を上回ったが、住宅エクステリアは市場競争激化の影響を受けた。この結果、建材事業全体の売上高は前期比1.6%増の173億5500万円、営業利益は同3.1%減益の16億900万円となった。
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