LIXIL住宅研究所(東京都江東区)は3月5日、一般財団法人格付けジャパン研究機構(東京都千代田区)と一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(東京都千代田区)が共同で開催した格付けジャパンフォーラムで、「3つ星レジリエンスカンパニー」認定と「トップランナー認証」を同時取得したと発表した。「3つ星レジリエンスカンパニー」は第1号認定となる。
「3つ星レジリエンスカンパニー」は、同フォーラムのレジリエンス格付けにおいて認定されたもの。レジリエンス格付けは、同機構と同協議会が共同で新たにスタートした格付け認定制度。防災・減災への取り組みを積極的に推進している企業・団体を対象にしている。
LIXIL住宅研究所は、2008年よりコンセプトホーム戦略を通じて、地球温暖化問題などの社会課題解決に取り組んでいる。2011年の東日本大震災後は「レジリエンス」の考えを取り入れ、非常時でも最低限の電力や水を確保できる工夫や、地震や台風に強い建物の研究開発を行ってきた。
「トップランナー認証」は、同じ価格帯で販売されている同種製品において、平均値をはるかに上回る性能を持つ製品・サービスであるという格付けジャパン研究機構の認証。重症心身障害児向けの放課後等デイサービスをFC展開しているGranny(群馬県前橋市)と協働で事業化を進めているビジネスモデル「放課後デイ立ち上げ及び建て貸し支援事業」で取得。同事業では、物件に災害時の安全対策や感染症対策を施工。重症障害児の福祉向上・災害時の安全確保・空き家問題対策という3つのテーマを解決する社会問題解決型ビジネスモデルとして評価された。
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