クラウド型不動産販売ソリューション「ROOV(ルーブ)」を展開するスタイルポート(東京都渋谷区)は3月5日、VR内覧システム「ROOV walk(ルーブ ウォーク)」を住友商事(東京都千代田区)の中規模オフィスブランド「PREX」シリーズの新規開発案件「島津山PREX」に提供すると発表した。
これまで新築分譲マンション領域で培ったVR技術をオフィス領域へ新たに展開し、中規模オフィスの竣工前リーシングツールとして提供することで、オフィス事業者の早期満室稼働による収益最大化と募集コスト削減を支援する。
同社のVR内覧システムは独自開発の3Dエンジンを搭載し、特別なデバイスやアプリを使用することなく、一般的なパソコン・スマートフォン・タブレット端末のWebブラウザでVR内覧が可能。CAD図面から室内空間の3DCGを作成することにより、未竣工のオフィスだけでなく、入居中のオフィスでも退去申込時点からVR空間を活用したリーシングに着手できる。
また、3DCGならではの多彩なシミュレーション(眺望合成、オフィス什器レイアウト、採寸など)によって入居後の室内空間をイメージ。入居テナント自身が想定レイアウトを簡単にシミュレーションできることで、納得感と入居検討を促進し、物件選定にかかる時間を削減する。
同社は今後、中規模オフィスの新規開発案件でのリーシングツールとして、同システムの導入拡大を目指す。また、オフィスリーシング需要に応えた内装デザイン、デスクなど什器の配置シミュレーション機能などの開発を進める。
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