国土交通省は11月10日、防耐火関連の構造方法などの認定について実施したサンプル調査の結果を公表した。性能の確認試験調査21件のうち1件の防火材料が性能を満たしていなかったほか、構成材料の品質管理状況調査20件のうち10件の防火設備で抽出した製品が認定仕様に合致していなかった。また、今回の調査で性能不足や認定とは異なる仕様の製品を販売していた企業に対し、防耐火関連の大臣認定について再確認を要請したところ、2件の防火設備が認定仕様とは異なる仕様で販売されていたことが判明した。
性能不足が明らかになった防火材料はケイミューの製品(認定番号NM-0949)で、1万棟超の戸建て住宅などに使用されていた。大部分は改修の必要がないという。
認定仕様とは異なる仕様の製品が販売されていたのは、ヴェステックの複層ガラス入り木製外開き窓(認定番号EB-0168、同EB-0135)、キマドの木製両開き戸(同EB-0160)、大栄木工の木質系引分け戸(同EB-0154)、森の窓の網入板ガラス入木製引違い窓(同EB-0101)、タミヤ開発の網入板ガラス入木製横軸すべり出し窓(同EB-0054)、コシヤマの網入板ガラス入木製引違い窓(同EB-0092)、ユニウッドの網入板ガラス入木製両開き窓(同EB-0088)、アルスの網入板ガラス入木製横軸すべり出し窓(同EB-0048)、中央鋼建の耐熱板ガラス入鋼製開き戸(両袖・欄間付、同EA-0112)、綿半鋼機の複層ガラス入アルミニウム合金・木複合製はめ殺し窓(同EB-0253)と複層ガラス入木・アルミニウム合金複合製内開き内倒し窓(同EB-0216)。
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