不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は2月26日、同社の不動産情報ネットワークに登録されて成約した、首都圏(1都3県)における2019年の新築戸建・中古マンションの成約価格を発表した。
新築戸建の首都圏平均成約価格は3546万円。前年比で2.0%上昇し、7年連続の前年比プラスとなった。エリア別では東京都下が7年ぶり、神奈川県が5年ぶりに対前年比でマイナス、一方で埼玉県と千葉県は低価格帯の物件の需要が減少したことなどで同4.0%超のプラスを記録した。東京23区は同0.2%のプラスとなったが、上昇幅は前年から狭まった。
首都圏平均の成約価格指数(2009年1月=100)は前年比1.9ポイント増の100.1。エリア別では、東京23区・埼玉県・千葉県の3エリアが100を超えた。最も指数が高いのは埼玉県で、前年比4.4ポイント増の109.3となった。
中古マンションの首都圏平均成約価格は2699万円。前年比で2.8%下落し、2年連続でマイナスとなった。エリア別では、神奈川県・埼玉県・千葉県の3エリアが下落し、いずれも6年ぶりのマイナスとなった。一方、2018年に唯一マイナスだった東京都下は同7.4%の上昇を記録。東京23区は同5.1%増の3768万円でプラス推移を続けており、6年前と比較すると1000万円超のプラスとなっている。
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