京都市内で不動産売買や宿泊施設の管理運営を行うレ・コネクション(京都市下京区)は2月25日、京阪電鉄不動産(大阪市中央区)との業務提携により再生した2棟の京町家一棟貸し宿泊施設を、今月同時オープンしたと発表した。
「紡 稲荷庵(つむぎ いなりあん)」(京都市伏見区)と「紡 八条源町(つむぎ はちじょうみなもとちょう)」(京都市南区)は、両社が2019年6月に事業協定を締結した「京町家再生共同事業」の第1号、第2号物件。いずれも昭和25年以前に建てられた京町屋で、梁や柱を可能な限り活かしつつ非日常感を感じられる施設に改装した。今後、共同で年間8棟の京町屋再生に取り組み、地域の活性化と魅力ある京都の街並みを次世代に紡いでいくとしている。
「紡 稲荷庵」は定員最大5名、一泊3万円前後、「紡 八条源町」は定員最大9名、一泊5万円前後を予定している。
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