設計事務所や工務店、引っ越し業者、NPO法人らの有志でつくる「あかはまチロリン村PJ(プロジェクト)」は、東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町の復興支援を行っている。このほど、同町赤浜地区に集会施設兼店舗を建設するとして、協力スポンサーの募集を開始した。
赤浜小学校とその周辺の仮住まい住民のための施設。建物は木造平屋で、4坪の構造ユニット2つと1坪の水まわり(トイレ・洗面)ユニット1つで構成する。気軽に集まってお茶を飲んだり、日用品を購入したりできるようにするほか、コピー・FAX、インターネットなどのサービスも受けられるようにする考えだ。
事業主体は宮城県仙台市在住の個人で、協力業者はNPO緑の家学校、NPO伝統木構造の会信州事務局ほか設計事務所・工務店約10社、引っ越し業者3社。建築費は確保しているものの、建物は自然エネルギー利用のモデルにもしたい意向で、このほど協力スポンサーの募集を開始した。
趣旨に賛同してもらえる個人・企業に対し、一口1万円から協賛金を募集。予算を上積みし、太陽光発電パネルや蓄電池、LED照明、太陽熱温水器、雨水タンク、トイレの土壌浄化など自然エネルギー利用の装備や材料の費用にあてる。
資金の使い道はホームページ・フェイスブックなどを通じて報告。問い合わせはあかはまチロリン村PJ事務局(神奈川県横浜市)担当・河本氏070-6661-3932またはTEL:045・590・0930、FAX:045・590・0989まで。
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